顔がかゆいのは病気の可能性あり!主な原因は皮膚トラブルか肝臓病

顔がかゆいのは病気の可能性あり!主な原因は皮膚トラブルか肝臓病

様々な要因がきっかけで起こる顔のかゆみ。

頻繁にかゆくなったり、赤い腫れを伴っていたり、皮膚科に通ってもなかなか改善しない場合もありますよね。

なぜ顔がかゆくなるのか?その理由を知ることで、今まで気付けなかった意外な方法でかゆみを治せるかも知れません。

 

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顔がかゆくなる病気の分類

顔のかゆみは大きく分けて以下の2つに分類されます。

  1. 皮膚上に症状が現れ、見た目で異常がわかる場合
  2. 見た目には現れず、かゆみが生じる場合

それぞれ原因は全く異なっており、湿疹や肌荒れのように見た目に異常が出ている場合は皮膚炎などの皮膚トラブル。

見た目は普通の状態なのにかゆみが収まらない場合は、肝臓などの内臓系に原因がある可能性が高いです。

まずご自身のかゆみはどちらであるかを把握し、それぞれ適切な対処方法で治していかなければなりません。

赤くてぶつぶつした腫れや湿疹がある

赤くぶつぶつした腫れや湿疹があるなど、皮膚上に異常が見られる場合は何かしらの皮膚炎かも知れません。

人間の肌には、外部の刺激から皮膚を守るためのバリア機能や水分の蒸発を抑えるための組織などがありますが、色々な原因でこれらの組織が破壊されたり、機能が低下してしまうことがあります。

バリア機能が低下した肌は外部の刺激を受けると、角質層の奥で免疫反応と呼ばれる反応を起こし、一般的に知られている炎症となって皮膚トラブルになります。主な湿疹の原因、引き起こされる皮膚炎は以下です。

  • 接触皮膚炎(かぶれ・アレルギー性皮膚炎)
  • アトピー性皮膚炎
  • ストレス性の湿疹の症状と原因
  • 顔ダニによる湿疹の症状と原因

症状によって原因や対処方法は違いますので、原因に近いと思われるものが見つかりましたら、これから紹介する対処法をお試しください。

接触性皮膚炎(かぶれ・アレルギー性皮膚炎)の症状と原因

接触性皮膚炎とは一般的に呼ばれる”かぶれ”のことです。特定の物質をトリガーとするためアレルギー性皮膚炎とも呼ばれます。

その名の通り「特定の物質」との接触によって肌に湿疹ができる病気であり、人によって「特定の物質」は全く異なるので一概にこれと断定はできないのですが、主なアレルゲンとされているのは以下です。

  • スキンケア用品
  • シャンプーやコンディショナー
  • 化粧水や美容液
  • 衣類の素材
  • 金属のアクセサリー
  • 動物の毛

スキンケア用品、シャンプーやコンディショナー、化粧水や美容液、衣類の素材、身に付けているアクセサリー、飼っている動物など、どれかが原因になってかゆみを引き起こしている可能性は高いです。

改善方法は原因となっている物質との接触を避けることです。できてしまった紅斑やかゆみは抗ヒスタミン剤やステロイ外用薬で抑えることができます。

アトピー性皮膚炎の症状と原因

アトピーとはギリシャ語でatopos(特定されていない)という言葉が語源となっており、こちらは明確な原因が不明とされているため根本解決が難しい症状です。

多くの場合、皮膚の乾燥のよって引き起こされると言われており、乾燥した皮膚はバリア機能が著しく低下した状態になるので皮膚炎という肌の異常につながってしまいます。

発症の原因は他にも遺伝的な要因の場合もあり、幼少期に発症することが多いことから子供がかかりやすい病気と認識されています。しかし最近では大人になってから発症するケースも少なくはなく、気管支喘息や鼻炎を持病としている人は後天的に発症する可能性もあると言われています。

【アトピー性皮膚炎の主な症状】

  • 強いかゆみ
  • 頭部や顔面の湿疹
  • 体幹、手足に下降状に広がる湿疹
  • 耳の下部が裂ける耳切れ
  • 広範囲にわたる乾いた慢性湿疹
  • 眉毛の外側が薄くなる
  • 乾燥して表面が白い粉を吹いたようになり、強い痒みを伴う
  • 赤い湿疹、結節などができ、激しい痒みを伴う
  • 組織液が浸出するなどの皮膚のただれ

赤い腫れやぶつぶつした湿疹ができ、強いかゆみを伴うのが特徴です。個人での治療は難しいので、早めに皮膚科を受診されることをおすすめします。

治療にはかゆみを止めるための抗ヒスタミン剤といった内用薬や、表面から患部の炎症を鎮めるステロイド剤が使われます。ステロイド剤は症状の重さによって3段階にわけられ、通常は一番弱いレベルのステロイド剤から試していくことになります。

ストレス性の湿疹の症状と原因

ストレスによって顔や体に湿疹ができることは珍しくありません。ストレスによる湿疹は「じんましん」と呼ばれる急性皮膚病の一つです。

じんましんも他の皮膚炎と同じく、赤いぶつぶつが皮膚上に現れ、強いかゆみを伴うので触って悪化させてしまいがちな皮膚炎です。

じんましんの原因として有名なのは食べ物や生き物のアレルギーですが、ストレスは”反応閾値”という刺激の強さに対する境界を引き下げてしまうので、間接的にじんましんの原因と成り得るのです。

ストレス性の湿疹で悩ましいのは、原因がストレスであると気付き辛いことです。

じんましんが起きやすい人は、きっかけとなる出来事などに注意を払って原因の当てをつけることが重要です。

顔ダニによる湿疹の症状と原因

顔ダニとは人間の顔に生息する常在菌の仲間であり、皮脂を食べ皮脂量のバランスをとってくれる存在ですが、増えすぎると肌に悪影響を与えることがあります。

顔ダニによる肌トラブルは、最初から赤くかゆくなるため、ニキビの場合でも芯が見られないという特徴があります。

化粧を落とさずに寝たり、汗をそのままにしていたり、皮脂をため込む生活をしている人は注意です。また顔ダニは複数回の脱皮を繰り返して成虫になるため、その脱皮した殻や、顔ダニの死骸が毛穴に詰まることでも炎症を引き起こします。

【顔ダニが多い人の特徴】

  • オイリー肌(皮脂が多い)
  • 洗顔が足りていない
  • 化粧残しがある
  • ステロイド依存
  • 生活リズムが乱れている
  • 甘いものや脂っこいものが好き
  • 乾燥肌

治療は皮膚科を受診し、顔ダニが原因なのかどうかを判断してもらいましょう。

抗生物質や外用薬で皮膚の炎症を鎮めていき、顔ダニを増殖させないために日々のスキンケアを怠らない様に注意してください。

治療にかかる期間は通常1ヶ月~1ヶ月半と言われておりますので、焦らずゆっくりと症状を改善させていきましょう。

肝臓病によるかゆみ

ここまでは皮膚上に異常が見られる場合の病気の可能性についての紹介でしたが、見た目に変化がないにも関わらずかゆみに悩まされる場合もあります。その原因は肝臓病かも知れません。

肝臓病によるかゆみの特徴

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれることがありますが、肝臓の機能が低下すると強いかゆみを引き起こす場合があります。あまりにもかゆみが強いため、夜眠れない人もいるほどです。

【肝臓病で起きるかゆみの症状】

  • 見た目に異常はないが強いかゆみがある
  • かいてもかゆみが収まらない
  • かゆみ止めの薬が効かない
  • 全身にかゆみが出る

これらの特徴に当てはまると感じた人は、肝臓病の可能性を疑った方がよいかも知れません。

皮膚炎などのように外部からの刺激がかゆみとなっているわけではなく、体内の物質が脳に直接かゆみの信号を送っているため、一般的なかゆみ止めが効かないとされています。

肝臓病でかゆみが起きる原因

身体の中にはオピオイドという物質が存在しており、このオピオイドにもまた種類があります。

オピオイドの中でも、かゆみを起こす「ベータエンドルフィン」とかゆみを抑える「ダイノルフィン」という物質が普段はバランスをとっているのでかゆみは起きないのですが、このうち「ベータエンドルフィン」が増えることでかゆみが発生します。

肝臓病の人とそうでない人を比較すると、このオピオイドのバランスが崩れていたという調査結果も出ています。

肝臓病によるかゆみを治す薬がある

上記の通り、一般的な抗ヒスタミン剤などの薬はあまり効果が見られないため、早めに病院へいくことをおすすめします。

肝臓病によるかゆみを抑えるための「ナルフラフィン塩酸塩」という内服薬が開発されており、肝臓病患者の80%がかゆみが改善したという調査が出ています。

これまで肝臓病が原因で強いかゆみに悩まされていたという人には嬉しい薬で、自分が肝臓病かも感じた人はまず病院で検査を受けましょう。

体全身に強いかゆみがあるときは肝臓病の可能性あり

かゆみが収まらず、病気の疑いがある場合はまず見た目に異常が出ているかを確認しましょう。

見た目に異常が出ている場合は何かしらの皮膚炎や湿疹、見た目に異常が出ていない場合は肝臓病の可能性があります。

次に、顔だけに出ているのか、体全身にかゆみが出ているのかによって原因を絞っていくことができます。

もし体全身に強いかゆみが出ており、市販の薬や皮膚科で処方されたかゆみ止めが効かない場合は肝臓病の可能性がありますので要注意です。

ご自身の症状の特徴を見直し、適切なかゆみ対策を行ってください。

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